医療コラム
COLUMN
医療コラム
COLUMN
歯周病治療について
歯周病とはプラーク(磨き残し)の中の歯周病原細菌によって引き起こされる歯ぐきや歯の周りの歯周組織(骨)を破壊する疾患のことを言います。
日本人の80%が罹患していると言われていますが自覚しているのは20~30%の人しかいません😅
また歳を重ねるにつれ唾液の減少や服用薬の影響、手先が不器用になったなどが原因で症状が進行しやすい病気です。
ここで、歯を失う(抜かなければいけなくなった)原因についてご存知ですか??
なんと第1位が歯周病で約37%を占めています。
第2位が虫歯で約29%、歯の破折が約18%と言われています😱
また歯周病は糖尿病や心臓疾患と同様に生活習慣病の1つに挙げられています。
しかも歯周病は初期の段階では自覚症状がほとんどないので発症に気づかない人が多いです⚠️
また感染経路もさまざまで、日々のブラッシング、食生活やパートナーからの感染、また赤ちゃんの場合でも
親からの感染で保菌している場合があります。。。
・歯周病の治療
1、症状の検査
・問診
・歯周病の検査(歯周ポケットの深さ、出血の有無、歯の動揺度)
・染め出し、歯磨き指導
2、スケーリング
・歯茎の上(歯肉縁上)についている歯石を超音波スケーラーで除去します。
3、歯周病の精密検査
・精密検査
・歯茎の中(歯肉縁下)に歯石がついていないかのチェック
・健康な方はここでメンテナンス(定期検診)に移行する場合があります。
4、スケーリング、ルートプレーニング
・歯茎の中に付いている歯石を取っていきます。
付着している量によって数回かかる場合があります。
5、再評価
・歯肉の状態を再検査して初診時との比較を行います。
・安定している場合はメンテナンス(定期検診)に移行します。
・まだ炎症が残っている場合は再度歯石取りを行うのか、それでも難しい場合は歯周外科治療を行うのか判断します。
6、メンテナンス(定期検診)
・歯肉炎、歯周病の状態が安定・改善された方は、1〜6ヶ月に1度歯科衛生士によるメンテナンスを行うことで
炎症の早期発見や再発に気付くことができたり経過観察中の場所のチェックをさせていただきます。
こちらの手順で当院は検診をおこなっております。
患者さま一人ひとりに今のご自身の口腔内の現状を把握していていただき、その患者さまにあった歯周病治療をご提案させていただきます。
詳しくはスタッフまで気軽にご相談ください。