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拡大床について|西宮市夙川の歯医者|いしみね歯科・矯正歯科クリニック

医療コラム

COLUMN

拡大床について

拡大床(かくだいしょう)とは?

お子さまの歯並びやあごの成長が気になる方へ

歯並びが気になるけれど、できればワイヤー矯正は避けたい。お子さまの成長期に合わせて、できるだけ自然なかたちで歯列を整えてあげたい——そんなご希望に応える治療方法の一つが「拡大床(かくだいしょう)」です。

拡大床は、主に成長期のお子さまに使用される矯正装置で、取り外し可能なプレート型の装置です。歯列やあごの幅を少しずつ広げることで、永久歯が正しく並ぶスペースを確保し、将来的な歯並びの乱れを予防・改善します。


拡大床の目的と効果

拡大床の主な目的は、「あごを広げること」です。特に、あごの大きさが小さくて永久歯が生えるスペースが足りないお子さまに対して効果的です。以下のようなケースで活用されます:

  • 歯並びがデコボコしている(叢生・そうせい)

  • 出っ歯ぎみ(上顎前突)

  • 受け口(反対咬合)

  • 顎の幅が狭い

  • 口呼吸や舌癖がある

拡大床を使うことで、歯を抜かずに矯正できる可能性が高まり、またワイヤー矯正を避けられる、あるいは短期間で済ませられる場合もあります。


拡大床の仕組みと使用方法

拡大床は、中央にある「拡大ネジ」を少しずつ回すことで、装置の左右が開いていき、歯列を広げていきます。1週間に1〜2回程度、保護者の方がネジを回す必要があります。装置は1日14〜20時間ほど装着するのが理想で、食事や歯磨きの際には取り外し可能です。

お子さま自身で装着・取り外しできるため、口腔内を清潔に保ちやすいのもメリットです。


拡大床のメリット

  • 非抜歯での矯正が可能:成長期にあごの幅を広げることで、歯を抜かずにすむ場合があります。

  • 取り外し可能:食事や歯みがきのときに外せるため、衛生面でも安心です。

  • 痛みが少ない:ワイヤー矯正に比べて痛みが少なく、慣れやすい傾向があります。

  • 早期治療に最適:6〜12歳の成長期に合わせて使用することで、より自然な歯並びを目指せます。


注意点とデメリット

  • 自己管理が必要:装着時間を守らないと、十分な効果が得られません。

  • 話しにくさや違和感:初めは装着中に話しにくさや違和感を感じることがありますが、ほとんどのお子さまはすぐに慣れます。

  • 定期的な通院が必要:装置の調整や経過観察のため、月1回程度の通院が必要です。


治療期間と費用について

治療期間は個人差がありますが、通常は6か月〜1年程度が目安です。その後、必要に応じて第2期治療(ワイヤー矯正など)に進む場合もあります。

当院では初回カウンセリングを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。


拡大床は「未来への予防矯正」

拡大床は、ただ歯を動かすための装置ではなく、お子さまの成長をサポートする“予防的矯正”です。永久歯が正しい位置に自然に生えてくるためのスペースを整えることで、将来の歯並びや噛み合わせ、さらにはお顔全体のバランスにも良い影響を与えます。

お子さまの笑顔を守るために、できるだけ早い段階でのご相談をおすすめいたします。歯並びに関して気になることがあれば、ぜひ一度ご来院ください。


※内容はお子さまの年齢や症例により異なります。詳しくは当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。