医療コラム
COLUMN
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こんにちは!いしみね歯科です🕊🌾
今年も秋が短く、もう冬がやってきましたね🥶
季節の変わり目で、風邪が大流行しているみたいなので体調にはお気をつけてください🙇🏻♀️
今回はデンタルフロスと歯間ブラシの違いについて詳しくご説明させていただきます!
セルフケアでも使用することが多い『フロス』『糸ようじ』『歯間ブラシ』
患者様からも、何が違うの?どれがいいの?と、ご質問いただくことが多いです。
様々ありますが、目的によって使い分けることをお勧めします🦷🦷🦷
フロスは、歯と歯の間の汚れを効率よく除去することができる、補助的清掃器具です。
ロールタイプのもので、必要な量だけを切って使用します。
当院の歯科検診ではクリーニングの仕上げとしてフロスを使用したり、詰め物をつけたときに歯と歯の間がキツくないか確認するために使用したりします。
◎使用方法
フロスは、必要な時に必要な量を自分で調整し、使用できるので経済的でかつ衛生的です。
約40cm程度を切って、両手の指(人差し指か中指)に2周ほど巻きつけます。そこを固定源にして指2本を使いながら歯と歯の間にフロスを通していきます。
歯と歯の間に通す際は、ゆっくりと慎重にフロスを歯茎までおろしていき、歯の側面をこすりながら前後に動かしていきます。
その動作を歯茎から上に向かっていくことで、歯間部の汚れを安全に取り除けます
フロスを適当に入れて、ゴシゴシ荒っぽく動かすと歯茎を傷つけてしまう場合もありますので、ご注意ください⚠️
デンタルフロスがオススメの方
フロスを通す際、ある程度抵抗を感じるくらいが望ましいので、歯と歯の間の間隔が比較的狭い人にオススメです👀
間隔が広いとフロスを歯の側面に当てにくく、清掃効率が悪いです(´・∀・`)💦
フロスと似たようなもので糸ようじ(ホルダータイプのフロス)もあります。
お子様でも簡単に使っていただける器具です🕺🏻
用途は、フロスと同じで歯と歯の間の汚れを取り除く歯間清掃器具になります。
当院では、糸タイプのフロスが怖くできないお子様の検診の際にホルダータイプの糸ようじを使用しています👶🏻🪡
ホルダータイプのフロスなので、両手を使わなくても片手で簡単に使えて、慣れてくると手を汚さずに使えます🙆🏻♀️
奥歯に使いやすいY字タイプのものと、前歯に使いやすいPタイプの2種類があります。
歯間ブラシは、歯と歯の隙間が広い部分に使用します。
歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいので、歯垢が残りやすく虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
歯の隙間の広さによってサイズが変わりますので、歯科医院でど相談ください。
◎使用方法
歯間ブラシは、フロスと違って使用方法が適切でないと歯や歯茎を傷つけてしまいます。
歯茎に針金の部分が当たらないように、先端を斜め下に向けて(上の歯の場合)差し込みます。
反対側から、先端が出たのを確認し2・3回左右、前後に動かし歯垢を落とします。
外側からだけでなく、内側からも差し込み同じ手順で清掃します。
上下とも行います。
※サイズが大きい歯間ブラシだと、入らないこともありますので無理に入れ込まないようにしてください
◆『ブリッジの下』フロスだと、専用のものを使用しないとできないですが、歯間ブラシはどんなものでも通せます
◆『1番奥歯の奥側』歯と歯の間ではないですが、ここも歯ブラシが届きにくいところになるので、効果的です
◆『矯正器具(ワイヤー)の隙間』歯と歯の間ではなく、歯と矯正器具の間です。ブラシを立てて使います。
☆歯間ブラシを通す際は、ジェル状の歯磨き粉を一緒に使うとより効果的です。
歯間ブラシは、何度も洗って使えます。
・使用後は流水で、汚れを洗い流します(あまり強く擦ると、針金が弱くなってしまうので優しく洗い流します)
・風通しの良いところで保管します→雑菌繁殖の原因になるのでしっかり乾燥させます
・ブラシの毛先が乱れたり、短くちぎれてきたら取り替え時期となります。
長く使いすぎると、汚いブラシを歯に当てることになるので3〜4回程度で取り替えることをお勧めします。
以上、今回はデンタルフロスと歯間ブラシの違いについてでした!