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根っこの治療について|西宮市夙川の歯医者|いしみね歯科・矯正歯科クリニック

医療コラム

COLUMN

根っこの治療について

 

 

こんにちは🌈

いしみね歯科です🦦

今回は“歯の根っこの治療について”お話させていただきます!

歯科では、根っこの治療のことを“根管治療”と呼びます。

この根管治療、工程がたくさんあるので治療が決まれば定めた期間に数回通っていただかないといけません・・・😣

ですが根管治療は、歯を残すための大事な治療です⭐️

なぜ大事なのか?リスクについてなども一緒にご紹介していきます💁🏻‍♀️

なぜ根管治療をするのか?

根管治療は、歯を生き残すのに非常に重要な治療で、最終手段です⚠️

根管治療のサインを見逃すと、歯を残せない確率がグンっと上がり抜歯になるリスクが高まります🙀

根管治療のサイン

・虫歯が進行して痛みが強い。→虫歯が神経まで到達して痛みが出ている状態

・歯茎にニキビのような白いできものができた。→歯の根っこで膿が溜まっている状態

・痛みがあったのに急に痛くなくなった。→神経の部屋が虫歯で染まり、神経が完全に死んでいる状態

※この状態の時は、『痛くなくなった』ではなく『痛みを感じなくなった』です😿

痛みが出てからでは遅い場合があります。痛みが出ていなくても、被せ物や詰め物の中で虫歯が進行している場合もあります。口腔内に問題がなくても歯科検診に行きましょう👼

 

【根管治療】

細菌感染を起こした歯は根管治療、“歯の神経を取って、根っこの中を消毒”していきます

1回の治療時間は短く、すぐ終わるのですが数回通っていただく必要があります☝🏻

患者様の症状によって通う回数や、治療時間は変わりますが目安として大体4〜5回程度通っていただきます。

細菌感染や、炎症をそのまま放置するとひどい痛みに襲われるだけでなく、根っこの周辺組織にも広がったり歯肉やリンパが腫れてひどいときは発熱することもあります。🤒

 

治療の流れ

⏫①茶色くなっている部分が、虫歯で感染した神経の部屋です。この部分を数回に分けて綺麗に治療していきます。

⏫②歯の中の治療をしていくので、治療の入り口を作らなければいけません。

神経の感染部分まで機械を使って削っていきます。

※ここから5〜7日に1回のペースで通っていただきます。

⏫③音の鳴らない小さな器具を使い、溜まった膿をグリグリと綺麗に取り除いていきます。

⏫④数回治療することで細菌も取り出せ、神経の部屋が段々綺麗になっていきます。

⏫⑤膿が出てこなくなれば、根管治療も終盤です。膿を取り切った後は再感染リスクを防ぐために薬を入れます。

神経を抜いた歯は細菌に感染しやすいので、ここで膿の取り残しなく、隙間なく薬を詰めます。

⏫⑥薬が浸透するのに、2〜3日様子を見て土台を立て被せ物の型取りをします。

治療後のリスク

神経を抜いた歯は、健康歯に比べ弱く脆いです。

今までは、神経の部屋で血液や栄養を供給していましたが、そこが感染し根管治療をしたので

水分はなくなり、栄養もないので枯れ木のような状態です💀

特に奥歯は噛むときに力がかかるので、歯が割れやすく寿命が短いです。

また、根管治療はどれだけ丁寧に行っても成功率は80%です。

そして根っこの先は再感染しやすいです・・・

再根管治療

根管治療を行なった歯は、寿命がかなり短くなります。

歯が折れてしまったり、治療をしたのに期間が経ったらまた再発したり、抜歯になってしまったり・・・

1度目で虫歯を大きく削って歯が薄くなっているのに、再根管治療でまた大きく虫歯を削り取り除くので健康な歯の範囲がどんどん小さくなってしまうからです。

根管治療は何度もできる治療ではなく、再根管治療ができるのは当院では2回までが限界とお伝えしております。

それを超えてしまったら元々低い治癒率がまたグンと下がり、治療回数を重ねると延命治療のようになっていきます。😵

また、根管治療を重ねた根尖は固くなっているので細く、柔らかい治療器具が根管で折れてしまうこともあります😿

 

根管治療は、重大なリスクが伴う治療です😵‍💫

神経まで虫歯がいく前に、歯科検診で定期的な診察をお勧めします🧏🏻‍♀️