医療コラム
COLUMN
医療コラム
COLUMN
こんにちは!いしみね歯科です🦷
今回は、口臭についてお話しさせていただきます🌟
しっかり歯を磨いているのに臭いが気になり、会話に集中できない・・・
口臭は自分では気づかないことが多いですしデリケートなことになるので指摘もしづらいですよね😿
まず、口臭は時間帯によって変化します。
なかでも一番臭うのは、‘‘朝の起床時’’です。寝ているときに口内細菌が活発になり増殖するからです。
日中は食事をするので、唾液が分泌され口内細菌は洗い流されます。
また、歯を磨くことによりさらに細菌は少なくなります。
ただ、歯をキレイに磨いても口臭がすることはあります。
その原因は1つではありません。『乾燥』『舌』『歯周病』『内臓』などが考えられます。
‘‘起床時の口臭’’の原因の1つは、乾燥です。唾液の分泌量が減りドライマウスとなります。
睡眠中は、著しく口腔内の水分が減ってしまいます。それにより菌が繁殖してしまい口臭の原因となってしまいます。
唾液は重要な働きをしています。
⭐️抗菌作用
⭐️口の中の汚れを洗い流す
⭐️口の中を中性にする→食後は口腔内が酸性に傾きやすく、それを唾液が中性に戻してくれます。
⭐️歯の修復
⭐️味を感じやすくする
また、唾液が減る原因として
・ストレスや緊張により唾液の分泌量が減る
・薬の副作用で唾液の分泌が抑制される
・女性ホルモンが急激に減る更年期に乾燥しやすくなる
様々な原因があります。
◆定期的に水分補給をする
◆口を閉じる
◆噛み応えのあるものを食べる
◆リラックスする時間を作る
などで、ドライマウスを緩和させましょう。
2つ目の考えられる原因は、舌の上にある『舌苔』です。
舌苔とは舌の上にある、食べ物のカスや新陳代謝で剥がれた口内細菌などが固まった細菌です。
大きく下を出した時、茶色っぽい、黄色っぽい、緑っぽい舌苔が溜まっていたら要注意です⚠️
これは放置していると臭いがかなりキツくなります。
舌苔がついているからといって、無理矢理とってしまうと逆効果です🈲落としすぎると、かえって菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
また、舌はデリケートですし味覚を感じるところなので傷つけてしまうと美味しく食事ができなくなる場合もあります🥲
歯を磨いているブラシでそのまま磨いてしまうとブラシが硬く舌を傷つけてしまい、その傷口から菌が侵入し臭いのもととなってしまうリスクがあります。
◆舌苔は1日1回のケアをオススメします✨
次に考えられるのは“歯周病”です。
まず、歯周病になると食べ物が腐敗したような臭いや、生ごみのような臭いがしてきます。
歯周病の原因となる歯垢・歯石が溜まり食べカスの細菌が繁殖しこの臭いを放ちます。
歯周病になると、自力で治すことは難しいので、自分で少しでも臭いを感じたら一度歯科医師にご相談ください☘️
また、予防として丁寧な歯磨き・フロスの使用をオススメします🌈
◆フロスの使用は週3〜4回ほどが目安です💡
最後に、内臓など体に異常があるケースで消化不良・肝機能低下・糖尿病などが考えられます。
消化不良の場合は、食べたものが胃や腸で停滞し異常発酵することで腐った臭いの口臭がします。
肝機能低下では、毒素が分解されていないためにアンモニア臭がし、糖尿病だとアセトン臭という酸っぱい独特の臭いが特徴です。
歯科に定期検診に通っていても口臭が治らない、あるいはひどくなっている場合は歯科ではなく内科の受診をオススメします。
口臭はまず原因を特定することが第一です🏴☠️
口腔内が原因なら、歯科医院で治療を受けながらセルフケアをしっかり行うことが大切です💎
口臭から病気を発見できる可能性もありますので気になる方は、まず歯科医院にご相談ください🦭