医療コラム
COLUMN
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こんにちは!いしみね歯科です☃️❄️
今日は、歯医者でよく聞く‘‘フッ素’’についてお話しさせていただきます。
フッ素は虫歯予防の効果があると知られています。
9000ppmという高濃度のフッ素を、医師や衛生士が塗布します。
フッ素はミネラルの一種で、正しくはリン酸酸性フッ化ナトリウムとフッ化ナトリウムを主とするフッ化物です。
フッ素は小さいお子様が行う処置とイメージされる方も多いと思いますが、幅広い年代の方にできる処置です。
フッ素は3つの働きで虫歯の発生と進行を防ぎます。
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うことを促進します。
歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え虫歯への抵抗力を高めます。
虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め酸がつくられるのを抑えます。
①ブラッシングの際のうがいは控えめで
口の中に多く残し、長く留めレバ留まるほどフッ素の再石炭化効果は高まります。
ですので、うがいはし過ぎないのがポイント。適量の水で5秒ほどブクブクしてから終わりにしましょう。
②発泡剤は無配合のものを使用する
多くの歯磨剤には、口腔内を泡立たせる『発泡剤』が含まれています。
口腔内が泡立つと何度もうがいをしたくなりますよね。なのでフッ素の効果を最大限感じたい方は発泡剤無配合の歯磨剤を選ぶ事をお勧めします。
うがいの回数も減り、フッ素が残りやすいブラッシングを実現できます。
③3ヶ月に1回は歯科医院でのフッ素塗布をする
歯科用のピンセットや歯ブラシでフッ素を塗布します。
虫歯のできにくい健康な歯へ近づくには3ヶ月に1回を目安に検診へお越しください!
一般的な歯磨き粉に配合されているフッ素は500〜1500ppmです。
年齢や自分の虫歯リスクに合ったフッ素濃度のハミガキを選びましょう。
虫歯リスクの高い方(虫歯になったことがある方や歯の根元の露出が見られる方)は必要に応じてフッ素濃度の高いハミガキを活用しましょう。
洗口液の場合、フッ素濃度は主に225〜450ppmです。
①5〜10Lを用います。
年齢や、口の大きさなどで使用量は変わります。
お口の大きさに合わせた量で隅々まで行き渡せます。
◆効果的な使用方法
食後、または就寝前にご使用ください。→特に就寝前をオススメします!
就寝中は唾液の分泌量が少ないので長時間お口の中にフッ素がとどまります。
ハミガキでお口の中をキレイにした後ブクブクうがいでフッ素を広げましょう!
①歯のクリーニング
→フッ素が上手く行き届くように細かい汚れを除去します
②乾燥
→フッ素は水分で簡単に流れてしまうので、塗布前に唾液や水分を乾燥させます。
③塗布
→綿球で歯に順番に塗布していきます。塗布してからは水分がつかないように5分待ちます。
◯1〜3ヶ月ごとの検診時に行います◯
フッ素は保険適応で行っていますので
大体500〜1000円程度で受けていただけます。
フッ素塗布は、虫歯予防の目的で使用され、歯の強化、虫歯菌の抑制、歯の再石灰化などの効果があります。特に歯科医院で実施されるフッ素塗布では、高濃度のフッ素を使用しています。乳児期、混合歯列期の虫歯予防や初期虫歯の治療としても向いているでしょう。
低濃度のフッ素を自宅で併用することで、より効果的に歯の健康にアプローチできます。フッ素中毒など心配に思う方もいるかもしれませんが、適量を守って使用すれば安全です。歯科医師、歯科衛生士と一緒に、口腔内の健康を守りましょう
当院では検診の際に、ご希望がある患者様にフッ素塗布を行っております。
ご興味のある方は、検診時にスタッフまでお声かけください。