ホワイトニングは痛い?歯科医が教える「しみる原因」と対処法・痛くしないためのポイント|西宮夙川の歯医者|夙川いしみね歯科・小児歯科・矯正歯科|土日診療・駐車場完備

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ホワイトニングは痛い?歯科医が教える「しみる原因」と対処法・痛くしないためのポイント

ホワイトニングは痛い?歯科医が教える「しみる原因」と対処法・痛くしないためのポイント|西宮夙川の歯医者|夙川いしみね歯科・小児歯科・矯正歯科|土日診療・駐車場完備

2025年11月21日

ホワイトニングは痛い?歯科医が教える「しみる原因」と対処法・痛くしないためのポイント

「ホワイトニングに興味はあるけれど、痛いと聞いて不安…」当院にも同じお悩みを抱えてご相談される方が多くいらっしゃいます。SNSの投稿や口コミで「ホワイトニングはしみる」と書かれていることもあり、挑戦したい気持ちはあるものの、痛みがどれくらい出るのか不安になる方はたくさんいるでしょう。結論からお伝えすると、ホワイトニングによる痛みは“出る人と出ない人がいる”が、適切な方法を選べばほとんど感じずに施術可能です。
また、もし痛みが出ても、多くの場合は数時間〜翌日には自然に治まる一時的なものです。

ホワイトニングが痛いと感じる理由

ホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素が歯の内部に浸透し、色素を分解する化学反応が起こります。

この過程で、歯の内部にある“象牙細管”という細い管を通じて神経が刺激されると、
「ピリッ」とした一瞬の痛みや、知覚過敏のようなしみ感が生じる場合があります。

痛みにつながる主な理由

象牙質への刺激

エナメル質が薄い方や、歯ぎしりで歯がすり減っている方は刺激が伝わりやすく痛みが出やすい傾向があります。

マイクロクラック(歯の細かいヒビ)

日常生活の衝撃や食いしばりなどで、歯の表面には目に見えない小さなヒビが生じることがあります。ヒビから薬剤が浸透すると刺激を感じやすくなります。

歯ぐきの退縮で根元が露出

根の部分は象牙質がむき出しのため、刺激にとても敏感です。

濃度の高い薬剤を使用している

高濃度の薬剤は効果が早い分、刺激も強くなりやすい傾向があります。

もともと知覚過敏の症状がある

普段から冷たいものがしみる方は、ホワイトニング時の刺激も出やすいです。

痛みが出やすい人の特徴

以下のような特徴がある方は、ホワイトニングによる刺激を感じやすい傾向があります。

  • 冷たいものがしみることがよくある
  • 歯ぎしり・食いしばりをしている
  • 歯の根元が露出している
  • 虫歯や歯周病を放置している
  • 歯に細かいヒビがある
  • エナメル質が薄いと言われたことがある
  • 市販のホワイトニング剤で痛くなった経験がある

一つでも当てはまる場合は、歯科医院で適切に状態を確認し、負担を少なくした方法を提案してもらうことが大切です。当院へもお気軽にご相談ください。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、どちらが痛い?

ホワイトニングには大きく分けて以下の3種類があります。

オフィスホワイトニング(歯科医院で行う)

濃度の高い薬剤を使用し短時間で効果が出る

→一度で大きく白くなるが、刺激が出る可能性がやや高い

ホームホワイトニング(自宅で行う)

低濃度の薬剤をゆっくり浸透させて白くする

→刺激が少なく痛みが出にくい

デュアルホワイトニング(オフィス+ホーム)

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。それぞれのメリットを組み合わせるため、最も高い効果が期待できます。

当院が行っている「痛みを抑えるための取り組み」

痛みが出るかどうかは、歯質だけではなく“どのように施術するか”で大きく変わります。
当院では以下の工夫を徹底しています。

事前の口腔内チェック

虫歯・歯肉炎・歯の欠けがある場合、そのままホワイトニングをすると痛みが出やすくなります。必ず事前検査を行い、必要に応じて治療を優先します。

施術前のクリーニング

歯石や着色汚れがある状態では薬剤が不均一に作用して刺激が強く出る場合があります。薬剤のムラを防ぎ、痛みの軽減にもつながります。

知覚過敏を抑えるお薬の使用

薬剤の浸透を調整し、刺激を大幅に抑える効果があります。しみやすい方には必須の対策です。

薬剤濃度・照射時間の個別調整

歯の厚みや状態は人によって異なります。患者さまごとに最適な強度で施術を行うことで、“無理のないホワイトニング”を実現しています。

ホームホワイトニングの細やかなフォロー

痛みが出た際は装着時間の調整や一時中断の指示など柔軟に対応。安心して続けられるサポート体制を整えています。

痛みが出た場合の対処法

ホワイトニングによる痛みは、多くの場合“数時間〜1日以内”で落ち着く、一時的なものです。

自宅でできるケア

  • 冷たい飲み物・酸味のある飲み物を控える
  • 当日はホワイトニングを中止する
  • 知覚過敏用歯磨き粉を使用する
  • 歯ぎしりがある方は就寝時にマウスピースを使用する

強い痛みが続く場合

歯科医院に相談してください。
虫歯や歯の欠けなど、別の原因が潜んでいる可能性があります。

ホワイトニングの痛みは悪い痛みではありません

ホワイトニングで感じる痛みは、歯の表面や構造が傷ついたわけではなく、
薬剤が内部に作用している時の一時的な反応によるものです。

しばらくするとおさまることがほとんどで、歯にダメージが蓄積することはありません。

痛みが心配な方におすすめの方法

刺激を避けたい方

ホームホワイトニング

早く白くしたい方

オフィスホワイトニング

白さ・持続性・負担の少なさをバランスよくしたい方

デュアルホワイトニング

それぞれにメリットがあるため、歯質や目的に合わせてご提案できます。

ホワイトニングは歯を傷めない安全な施術です

正しく管理されたホワイトニングは、歯を溶かしたり傷つけたりするものではありません。

専門的には、エナメル質の再石灰化を促す効果があることも示されています。

海外製の高濃度薬剤を自己流で使うと危険ですが、歯科医院で行うホワイトニングは安全性が確立されています。

ホワイトニング後の白さを長持ちさせるポイント

ホワイトニングの痛みを防ぎながら白さを維持するには、日常のケアも大切です。

  • 着色しやすい飲食物(コーヒー・紅茶・ワイン・カレーなど)は工夫して摂取
  • 毎日の歯磨き+フロスで汚れを残さない
  • 定期的なクリーニングで状態をキープ
  • 歯ぎしりがある方はナイトガードの使用がおすすめ

こうした習慣で、白く健康的な状態が長く続きます。

ホワイトニングの痛みは歯にダメージを与えるものではなく一時的な“しみ”によるものですが、誰にでも起こるわけではなく歯質によって感じ方はさまざまです。歯科医院で行う場合は薬剤の濃度や施術方法を細かく調整することで痛みを最小限に抑えることができ、痛みが心配な方でもホームホワイトニングなど複数の選択肢から負担の少ない方法を選べます。ご自身に合った続けやすい方法を一緒に見つけることで、快適に白い歯を目指すことができます。「痛そうで心配…」とためらっている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。当院では患者さま一人ひとりの歯質や生活スタイルに合わせたホワイトニングをご提案し、安全で快適な施術をご案内しています。

監修者プロフィール

医療法人 築生会 理事長
いしみね歯科・小児歯科・矯正歯科

院長 石嶺 築
(いしみね きずく)

西宮で生まれ育ち、地域の皆さまが安心して通える歯科医療を提供したいという思いで、2021年に「夙川いしみね歯科・小児歯科・矯正歯科」を開院しました。むし歯治療から歯周病、矯正、インプラントまで幅広く対応し、年齢を問わず“しっかり噛めて笑える”お口づくりを目指しています。

経歴(簡略)

大阪歯科大学卒業
大阪歯科大学 歯周病科にて研修
一般歯科・小児歯科・歯周病治療を中心に複数医院で勤務
2021年 夙川いしみね歯科・小児歯科・矯正歯科 開院
医療法人 築生会 理事長
2025年 苦楽園口いしみね歯科・小児歯科・矯正歯科 開院

主な研修・取得資格(簡略)

インビザライン公認ドクター
歯周外科・再生療法(JIADS)
インプラントコース(JIADS・ENなど)
小児顎顔面矯正/床矯正 各種コース
ボトックス・ヒアルロン酸セミナー受講
ダイレクトボンディング/ホワイトニング認定

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